全日本ダートトライアル選手権第５戦の今回は青森の切谷内で行われた。
今回からGTウイングを装着した。

練習走行1本目、車が今までに無いくらい曲がらない。
門前では簡単にリヤが流れ過ぎて困ったのに、リヤのGTウイング本体の重さと空力がこれ程影響するとは！2本目はウイング角度の変更とショックの番手と車高の変更で挑んだが結果トップから1.5秒位やられ撃沈...昨年と同じパターン。

昨年も練習走行が5位、6位で決勝もそれ位だった。ここは車のギヤ的に合わないコースなのだ。ファイナルが昨年と同じ4.3なのでそこは同じ、3速は少しクロスになったので昨年よりは良くなっているはずだが車が曲がらない。
やはり今回も苦しい戦いになりそうだった。
練習走行のタイムでは3位までは僅差なのでなんとか決勝は2位、3位狙いで走ってポイントをゲットする作戦にした

不安がたっぷり残る決勝当日！
コース的には1速を使う所が数か所あり前日よりは走り易そうだ。
後は車が曲がるかどうかだがあまり期待出来ないのでいつもより進入スピードを落として走るように自分に言い聞かせた。もちろんショックも調整済

そして一本目
スタート後のクランクもやはり曲がらない、ギャラリーコーナーも不本意なアンダー走行だったが一応想定内なのでラインを外すことなく走れた。ゴール手前のストレートエンドでブレーキングが遅れたがなんとか曲がれた。
タイムはなんと驚きの1位！２位が平塚選手で0,2秒差でシリーズトップの吉村選手は３位。
もしかしたら勝てるかも！！
二本目に入りN2クラスを見るとアンダーが出ている車が増えている。
もう少しショックを調整しておいた。

大西選手が走行を終え帰って来た。話を聞くとやはりアンダーがかなり出でラインを外し易いと言っていたので大原さんと話し合いの元で更に倍ショックの調整を動かしておいた。
多い所では64段中の40だったのが60まで動かした。

そして2本目。
スタート後のクランクで明らかに車が曲がる！
しかしタイヤ後の右でやはりアンダーだったが少し進入スピードを緩めていたのでそれなりに走れた、その後の登りのコーナーのギャップで少し飛ばされたが少しのタイムロス。
ギャラリーコーナーの2回はいつもより曲がらないがちょっと余分に切り足すとなんとか通常の姿勢に持って行けた、その後は無難に走りゴール。
タイムは嬉しいトップタイム！！

いろんな意味で我慢の走りだったが現状少ない時間でセッティングして守りの走りに徹したにしては上出来の走り。
これで1戦欠場しているがシリーズも再度トップに出て選手権も少し楽になった！
次回は丸和。いろいろと修正箇所があるのでキッチリやって良い走りが出来るようにしたいですね！