全日本第６戦野沢ラウンドは優勝する事が出来ました！
練習走行から調子が良く事前にサスペンションを低速＆悪路用にセッチィングして来たので少しの調整で本番を迎えることが出来た。
唯一の不安材料はサイドブレーキのブラケットの溶接がちぎれかけサイドブレーキレバーが運転席方向に30㎜～40㎜移動したことによりシフトチェンジに支障をきたすようになった。仕方ないのでブラケットを針金で縛りレバーの穴位置を変えレバーをもっと立てた状態にして対応した。

そして本番当日、天候は晴れ
前日のゲリラ豪雨の影響で路面は濡れているが問題ないレベルだった。

そして走行1本目、タイヤはヨコハマ硬質タイヤの０３６をチョイス
ストレートのエンドの1コーナーはまだウエットでかなりの人が失敗していたので少し抑えたら抑え過ぎで少々アンダーが出た。サイドブレーキで誤魔化そうとしたが今一効き目が無かった。

いつもの事ながら036のグリップが良すぎて気にはしているのだがタイヤ1～２本分内側に入ってしまう。インフィールドに入る所もサイドの効きが甘くその後の島周りもサイドが微妙。しかしフロントタイヤのグリップを余して走っていたのでそれ程タイムロスなくクリア。ゴール前の右コーナーは今のサイドの状態だと絶対曲がれないので不本意ながらフェイントでアプローチしたら成功してゴール。
タイムはベストタイムだった。

しかし2位の梶岡選手と0.06秒差、3位の吉村選手と0.35秒、4位の平塚選手と0.385秒差...1位ですがたまたま1位タイムになった気分（笑）少し大きめのミスをすると入賞圏外に吹き飛んで行きそうです。

そして2本目、路面が完全ドライになり各クラスタイムアップしている。
ただギャップが増え飛ばされてミスする車が多いみたいだ。
1本目のサイドの効きの悪さはねじ位置を変えたおかげでピストンを押す力が弱くなったのが原因だった。たかだか15㎜程レバー比が変わるとこんなに力がいるとは．．．計算すればわかるんですけど（笑）これは力いっぱい引くことで対応する事にした。

心の中で「路面荒れろ～もっと路面荒れろ～」と願いつつ遂にスタートした
ストレートとエンドの左コーナーで4速から2速に落としコーナーにアプローチ．．．ん？
何かおかしい？？エンジンブレーキのかかりが悪くフロント荷重にならない。
ギヤが入ってないんじゃないの？？入れなおして何とかOKレベルで左コーナーをクリア。
後でインカーを見たら2速に入れて数秒後に勝手にギヤ抜けしてたのが映っていた。気が付かなかったら危なかった。

その後は中々良い走りが出来てタイム差が出るインフィールドに入って来た。
1本目より圧側の減衰を上げておいたので路面が1本目より荒れているが1本目より気にならなかった。またサスペンションはTEINのFRS付なのでタイヤが浮くようなコースでは体感出来る位接地感が出るので荒れた路面も問題なかった。またACD、LSD（ATS製）の
トラクションも良好で安定して車のコントロールが楽だった。
そしてゴール！
タイムは聞こえなかったが車から降りてベストだったことを知った。

第5戦を欠場していたので欲しい1勝をゲットする事が出来た。
やはりタイム差が出たのは後半の道が狭く荒れた路面が勝負どころだった。
こんな所はラリードライバー得意ですから（笑）海外の荒れた路面はこの3倍は荒れますからね。

何年か前にここ野沢にデモランで来たことがあった。その時と比べてエントラントの皆さんが攻めている印象を受けましたね。その頃よりもインを攻める人が増え、進入スピードが上がった印象を受けました。
まだ見たことが無い人は是非全日本ダートラを見に来てください、中々面白いですよ！

次は今庄、もうイメージは出来ています！！