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2013年2月 9日
LSDの話??

車に乗れない長いシーズンオフはついついいろいろと考えてしまう
練習出来ないから頭の中で「今年のスタートのセッティングはこうやろう」、「次はこうやってみよう」「ダメならやっぱこっちかな」みたいな(笑)

昨年度はかなりの所までセッティングが進んだが今年はブレーキキャリパーを取り付けたので更に詰めた所にもっていけると思う。そこでLSDに注目してみた。

このLSDと言う部品、侮るべからずである!
昔は「強ければ良い」「フロントが巻き込めば良い」と思っていた。
何年か前にラリーでどうしても雨と低速コーナーが多いSSでチームメイトに負けていた時期があった。自分では「自分がウエットと低速コーナーが苦手なんだな」と思いいろいろと走り方を変えたりしてタイムアップに努めていたがかなりの時期負けていた
そんな時、雪道より滑る道が出てきた。あまりに路面が滑るので一切のテクニックが通用せずただひたすらスピードを落としハンドルを切って曲がるまで待つしかなかった。
そこでチームメイトに大負けしたのだ。滑る路面になればなるほど大きく負ける事がわかった。それにしてもチームメイトのタイムで走れる気がしなかった。
「こんな事はありえない」と思いチームにおかしい所を探してもらうがメカ的には何も原因がなかった。しかし2台の走行データを検証してもらって初めて原因が判明した。
自分の車の方が左右の車輪速差がなかったのだ!ハンドルを切ってもあまりに滑る路面なのでフロントタイヤの左右輪がロック気味で曲がらなかったのだ。イニシャルトルクでたった2~3kの違いだったが路面条件によってはこの位のイニシャルトルクの差で1㎞で1秒負ける事もあると言う結果だった。フロントデフを交換してからは低速コーナーのコースやウエットでも負けることが無くなった。結局運転は関係なかったと言うことだった。

そんな事があり最近はLSDを特に気にして運転している。最近ロードスターに乗る機会があるがリヤデフのセッティング違いで乗り易さが大きく変わる。そう言う意味では4駆はそれ程シビアではないが少なからず影響は出ているのだ。

よく「フロントが良く巻き込む」と言う表現でLSDを評価しているが実際には侵入でアンダーが出てスピードが落ちるので「フロントが巻き込む(と感じる)」事が多い。イニシャルを上げていくとこう言うアンダーオーバー的な動きになり易い。

そんな事もあり昨年は1WAYのカム角55のフロントデフを使っていた。
ジムカーナ場で走るとコーナー進入は良いのだが限界スピードでコーナリング中にアクセルを入れるとやはり入れた瞬間に少しフロントが逃げる。フロントが逃げないように少し侵入を抑えれば大丈夫なのだがせっかく1WAYのおかげで侵入スピードを上げているのに少しもったいない気がしていた。ACDのようにフロントデフもアクセル開度やトルクで効きが変わってくれれば面白そうだ。タイヤの限界でコーナリング中にアクセルを入れた時にLSDが20%位しか利かなかったらそのまま高い車速をキープ出来てアクセルをより多く踏みながらスムーズに走れる気がするんだけどね~ダメかな?(笑)

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