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2012年9月11日
KATSUラリースクール in 中国

中国でのラリースクールが無事終了した
今回は4日間でスクールと依頼主の徐俊さんの車のセッティングをしてくれと言う依頼だった。そこにたまたまテインさんがショックのテストに来ることになっていた。

1日目はグラベル、まずは徐俊さんの走りをチェック。
さすが中国でもトップ3に入るドライバーで上手い。
ただ修正箇所が多々あった。ドライビング理論で説明するもまだラリー歴4年なのであまり良くわからないようだった。また通訳を通しているのでそこでまたわかり辛くなっているのだろう。てっとり早く見本を見せることにした。

いきなりの左ハンドルだったがドグも入っているので問題なく乗れた。
エンジンエンジニアがデータロガーで比較すると1分30秒のコースで自分の方がアクセル全開時間が10秒程長くブレーキを踏んでいる時間が15秒短いそうだ。
同時にコーナースピードも分析していた。
本人もこれだけあると理解してもらえたみたいだった。まずはブレーキングポイントの練習に多くの時間を使った。だんだん上手くなってリズムも良くなってきて1日目を終えた

2日目
「セッティングのやり方」がメインテーマ
前日にコースで微調整したテインショックと今まで使っているXTCのどちらが良いかのテスト。同時に持ち込みのWINMAXのブレーキを付け替えようとしたがすでにWINMAXを使っていた。ちなみにオイルもフォルテック。この日はサスペンションエンジニアとのやり取りからドライバーは何をどう伝えるかをショックや車高を調整しながら練習した。タイヤもハンコックとピレリをテストした。

ゆっくりとXTC、テイン両方のベストを作り上げていった。

写真5.JPG写真4.JPG写真3.JPG写真.JPG最終比較ではテインの圧倒的勝利だった。やはりFRSのようなものが無いと今の時代は厳しいみたいだ。ちなみにこの日テインの藤本さんがやってきて現地エンジニアに目を光らせていた!

3日目
ターマック仕様に変更しターマックテスト
最初に自分とコドラに藤本さんで車の状態をチェック。サスペンションはテインのWRCスペックでかなり熟成された感があってベースとしては問題ない。タイヤはハンコックタイヤ。ハンコックタイヤのNスペックには初めて乗ったが中々良い。
連続でのタレも少なく限界グリップもヨコハマのNEOVAのようにコントロールし易い
ただヘアピンの旋回性能が今一のような気がしたのでエンジニアに伝えるとLSDが2WAYでイニシャルもかなり高かった。そこでLSDを変更。データロガー上で旋回スピードのアップが確認された。その後に徐俊さんに乗ってもらい微調整を重ねていった。
セッティングも運転訓練も順調だったが途中でターボが壊れてこの日は終了した。


4日目最終日
徐俊さんのターマックドライビングもかなり上達してきた。
とてもラリーを始めて4年とは思えないスピード感覚と度胸がある
この日はXTCとテインの比較だったが途中で大雨になり各ショックのフィーリングチェックだけで終わりにした。
徐俊さんも4日間を通してドライビングスキルのアップ、テインショックでの好感触、車のセッティングの熟成が出来てご機嫌だった。最後はロブスターで乾杯でした(笑)
是非次のラリーでは勉強したことを反復練習して頑張ってもらいたいと思う

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