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2011年10月 5日
アジア・パシフィックラリー選手権 北海道

katsuhiko_ss19SGR_3153.jpgkatsuhiko_ss19SGR_3151.jpgkatsuhiko_ss19SGR_3149.jpgkatsuhiko_ss19SGR_3145.jpgラリー北海道が終わった
「優勝!!」と喜びたい所だったがチームメイトの失格での繰り上がり優勝でチーム的にも微妙なテンションだった。

しかしラリーの方は楽しんで走ることが出来た。
今回からR4と言う現状のNから車をアップグレードできるルールに対応した車になった。
ただ時間が無くサスペンション関係とドア窓位しか交換出来なかったので車重で15Kgしか軽くなっていなかったがサスペンションのジオメトリー変更によりトラクション性能、コーナリング性能がアップしているように思った。

ラリーが始まると予想通り車のセッティングが合わず自信を持って乗れない。
どうせ1ループ目は砂利の影響でタイムは出ないのでセッティングをいろいろ試しながら走った。だんだんタイムも向上して来たところで痛恨のパンク。
このSSは毎年パンクの確立が異常に高い。
ラスト4~5kmで後輪だったのでそのまま走ったがロスも少々大きかった。

1号車なので他車のタイムを気にせず走っていたがいつのまにかクリスがエンジンが壊れリタイヤ、ギルもサスペンションを壊しタイムロス、アリスターもパンクで遅れて気がつけばラリーリーダーになっていた。

クリスのリタイヤは選手権を考えると大きい。ギルがR4キットを壊してきたのでチャンピオンの可能性があるギルに自分の車についているR4キットを譲ってあげた。
元々選手権ポイントが高いギルがR4で自分はNで出場する予定だったのだがチームの好意で2台とも同じスペックにしたがそうすると何か壊れると交換するスペア部品がないのだ。

部品を交換したが時間が予想以上かかり30秒のぺナルティを受けてしまい2位に落ちた。
まあチーム1,2位なので問題ない

2日目の朝のステージで予想外の車の動きで戸惑いタイムロス。
原因はフロントサスR4、リヤサスがNなので当然だった。
ここでアリスターに大きく負け35秒差から31秒差に詰められた。
SS13で6.7秒、SS14で2.7秒と確実に迫ってくる。こっちはとりあえず乗りやすくなるように毎回ショックの調整をしている我慢の状況。

1ループ目のSSを終えてサービスに帰ると35秒差が18秒まで詰められて来ていた。
アリスターはスタート前に来て「I'm coming!!」と言ってノリノリだった。
SS16で5.5秒負け、SS17で4.3秒。ついに8秒差まで詰め寄られてしまった。
残りはSS2本だが最終は1kmしかないのでSS18の約11kmが勝負だった。
このままのペースだと負ける可能性が5割位と思ったのでACDをスノーモードに変更した
スノーモードは乗り辛くはなるが上手く決まればタイムは出る事はしっていた。
スタートしてすぐにこの選択が良かった事を体感出来た。
後はミスなく走るだけだった。
途中にあるハイスピードからの右直角コーナーのブレーキも完璧だった。
その後道が細くなり轍が掘れて悪路となるが何とかごまかしゴール。
アリスターのタイムが分からないままだったがギルが後ろから来て「良いタイムだった」と教えてくれたので何とかブロック出来た事を知った。このSSだけはアリスターに勝っていた。本当に中々楽には走らせてくれないものだ(笑)

これでMRFの1,2位でラリーを終えたがギルが失格になり自分が優勝したことを知ったのは朝だった。今回のラリーでかなりR4のデータが取れたので更に次回はスピードアップ出来ると思う。突貫工事で作った車では今回は上出来だったと思う!
寒い中ラリーを応援してくださった皆様ありがとうございました。
次回はすっきり勝つ所を見せたいですね!

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コメント(157)

kuma3 | 2011年10月 8日 07:55 | 返信

微妙な勝利ですが・・・おめでとうございます。
実力ナンバー1!

来年も走れるよう頑張って下さい。

r4 | 2012年5月16日 00:42 | 返信

寒い中ラリーを応援してくださった皆様ありがとうございました。
次回はすっきり勝つ所を見せたいですね!
http://www.r4i-r4.org/

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