ラリースクールを開校する事になった。

これは今までの自分の経験を可能な限り伝え、追い抜いていって欲しいと思ったからだ。
自分たちが始めた頃はどこでも走る所があったし車も安かった。
しかし今は違う。車も年々と高くなりFIAのルールで使用しなければいけない部品も増え、お金もかかるので簡単には練習できない。

今の自分が10年前の自分にドライビングを教えていたら多分3年で今の速さが手に入ったと思う。スバルの新井選手も言っていたことがあった「今WRカー乗れば昔より全然速く走れる自信がある」自分も同じことを思うが昔グループAを乗っていた頃は今から考えるといろいろな意味でレベルが低かったと思う。

自分が思う「理想の走り、目指す走り」が間違っていればどんなに車のコントロールが出来る天才でも勝つことは出来ない。そこをスクールで修正してあげたいと思う。
潤沢な資金があり毎日練習し続けれる人はよいが、そうでない人はまずは理想の走り、考え方から修正してあげれば日本で練習したことが海外で通用すると思う
この考え方を修正するだけで今後何年もの時間を短縮できる

車のセッティングでもそうだ。海外のほとんどのトップドライバーは車はチームの持ち物なので練習なんて出来ない。海外のアマチュアドライバーも日本人程練習なんてしないのだ。その分本番にエントリーして経験を稼いでいる。

自分もMRFの車に乗っているがシーズンオフは6ヶ月車に乗れずシーズンが始まると1日テストで走っただけで本番なのだ。まして日本では右ハンドルだがMRFは左ハンドルだ
1日でも走れるのはラッキーだ。イギリス選手権の時は初めての舗装のラリーだったが、最初に車に乗ったのが、ラリーのスタートだった事もあった。

それだけに短時間でセッティングを出す必要性があり本番中に走りながら考える余裕が欲しい。その能力も海外に出るには必要だ。

トップクラスの車の良さを理解するもの経験だ。良いものを知らないと今の自分の車がどうなのか？の判断さえおぼつかなくなる。それがわかればドライビングが悪いのか？車のエンジンが悪いのか？サスペンションが悪いのか？個別に判断できる。
何が悪くて遅いのかわからないのが一番成長を遅らせる原因なのだ。

ありがたいことにYOKOHAMAさんWINMAXさんFORTECさんに協賛して頂ける事になった。是非違いを体感して頂きたいと思う。

現在マレーシアでも現地スポンサーの協力を得られそうで、
入門車であれば60万円程度でエントリー、メカニック、ラリー車レンタル、
レッキ車レンタルが出来そうです。
海外ラリーへのステップアップ、経験を積むために利用して頂けたらと思います。
詳細は改めて公式サイトにてお知らせします。

スクールの卒業生にはスクール後もいろいろとアドバイスしていきたいと思うので速くなりたい人はスクールに来てください！

間違いなく速くなりますよ（笑）